その場の雰囲気を変えた素敵な言葉

今日は施設にいる96歳の父に

会いにいった

コロナ禍でなかなか会えず

久しぶりだった

前回会った時は

私のことも

理解できないくらい

認知が進んでいた

今日も理解出来ないかもと

半分覚悟はしていた

ロビーに降りてきた父は

元気そうだった

1人で暮らしていた時より

はっきりとした表情だった

私娘の〇〇だよ

わかる？

なんだか父を馬鹿にしたような

問いだなと思いながら

聞いてみる

あまり反応はない

孫やひ孫の写真を見せ

よく遊んでもらった

孫の名前をいったが

無反応

わからないみたいだ

ただ私を思いやってか

ひ孫の写メに対しては

可愛いね〜

とだけ

昔の父はいつも穏やかで

ニコニコしていた

でも今日の父は

どちらかと言うと無表情な顔

私は寂しく悲しかった

そんな時

施設のスタッフから

「おじいちゃん今日は嬉しそうね」

と言う言葉を聞いて

父が満遍の笑みを見せた

多分　悲しい顔をしていた私‥

そんな私も笑顔になった

言葉の力って凄い

スタッフの方が

私と父のやり取りを見ていて

かけてくれた

暖かい言葉だった

一気にその場の雰囲気が変わった

今日のこのことから

思ったこと

「嬉しそうね」と言われると

本当に

嬉しくなってしまう

反対に

「元気ないね」と言われると

さほど元気がないわけではないのに

他人からは元気がないように

みえるんだ

と思い余計に落ち込む

誰かに話しかける時は

「嬉しそうだね」と話しかけてみよう

ちょっとした一言で

相手を元気づける力は

十分にある

スタッフさん！

暖かい言葉

ありがとう❣️

手付かずの実家の庭に咲いた紫大根の花（花大根）

紫色は亡くなった母が好きだった色