気ままな日記

季節を感じながら犬との散歩や園芸 家庭菜園 生き方を気ままに

漫画みたいな本当にあった話し

今から8年ほど前

 

胸がキュンとなることがあり

 

仕事場でも

 

同僚にそのこと話すと

 

恋煩いかと茶化され

 

そうかな〜とボケる私

 

まあとりあえず

 

行っておくかと気楽な感じで

 

近くの心臓専門病院に電話

 

普通ならそんな高度医療の病院に

 

気楽に行かないが

 

なんせ

 

息子がお世話になっているから

 

電話したら

 

すぐきてくださいとのこと

 

まずは診察

 

穏やかな先生だ 良かった

 

 

診察室を出るとそこには

 

車椅子が

 

えっ!

 

これに乗るの?

 

私が?

 

初めての車椅子

 

 

次に向かった心電室

 

外に出るとなんと

 

ストレッチャー

 

えっここに寝るの?

 

初めてのストレッチャー

 

そんな悪いの?私?

 

全く自覚がない

 

どんだけ重病人なんだか

 

本人困惑

 

そのまま

 

奥の広い部屋へ

 

私の頭上で

 

数人の先生たちが囲んで

 

あーだこーだ

 

〇〇先生を呼んでと

 

現れた偉そうなベテラン先生

 

を含めて

 

また あーだこーだと

 

私どうなっちゃうの?

 

「今日はこのまま入院です」と

 

これからカテーテル検査します

 

家族に連絡をと

 

誰にもいってきてないよー

 

携帯の電話番号 覚えてないし

 

「あのー 携帯の中に番号が」

 

「ここでは携帯は使えません」と

 

どーすればいいのよ

 

集中治療室に入れられ

 

「とにかく動かないで 横になっていて」と

 

「トイレも?」

 

「トイレはいけません」と

 

えーさっき行っておけばよかった

 

トイレ行きたーい!

 

完全に死ぬかもしれない状態を

 

わかってない私

 

とにかくトイレ!

 

 

とりあえず家の電話を看護師さんに教えた

 

誰も出ないと

 

確か息子いるはずなのに

 

電話にでろー!

 

(後でわかったことだが 息子家にいたらしい)

 

とにかくトイレ!

 

面倒臭い患者だ

 

 

調べた結果

 

まだまだよく判明されてない病気で

 

過度なストレスや

震災後に現れる症状で

 

簡単に言えば

心臓の動きが変らしい

 

だから苦しいの?

数パーセントがなくなるらしい

 

後々

「研究のデーターとして使ってもいいですか」と言われた

貴重な病例?

 

「過度なストレスがありましたか?」

 

色々な先生や看護師に聞かれる

 

あったといえば

仕事のストレスかなー

 

震災のような私の考えも及ばないストレスと

一緒ではない 

 

これも個人差か

ストレスを感じやすいタイプか?

面倒臭い身体

 

まだよく分かってない病気

 

治療も確立されてない

 

ということで

 

とりあえず入院して様子見

 

仕事も休み

しっかりゆっくりさせてもらいました

身体の悲鳴だったのでしょう

 

一週間で退院

 

退院の日

体重測定

 

入院した時と

数グラムの差もなく

 

看護師に

 

「珍しい!入院すると皆痩せるのに」と

 

ご飯は美味しく食べたけど

 

売店まで歩いたらダメということもあり

 

お菓子も食べてないし

 

病院食だけ

 

それも減塩の

 

おいしかったです

 

入院してすぐ 減塩食

 

 

調理師さん

 

恐る恐る

 

「ご飯いかがてますか?」

 

と言ってきたが

 

「美味しいです私しょっぱいのダメなんで」

 

という私の返事に

 

ホッとした笑顔

 

ことごとく

 

変わった患者のようだ

 

特に治療も薬も飲んでなかったので

 

なんだったのかな

 

あの入院

 

神様が

ちょっとゆっくりしなさい

とお休みくれるようにしてくれたのかな

 

私は自家用車で

自ら運転して

退院した