96歳になる父の記憶
今週のお題「復活してほしいもの」
先日眼科に、通院のため
施設にいった
久々にあった父は
施設の管理のおかげか
顔色もつやも良く
安心はしたものの
痴呆が進んでいるから
まず
久しぶり
元気だった?
私、娘の〇〇だよ
と一言自己紹介?
耳が遠いのでちゃんと聞こえたかどうだか
コロナ禍なので耳元で
大声だすのもためらわれ
まあいいかと病院へ
道中も特に話もなく
でもいつもの通院
父のうでを支えて
勿論私ってわかっている
とおもっていたが
施設に帰り
別れ際
わしの娘は今どこにいるのか
と私に聞く父
あなたの目の前にいるよ
私が〇〇だよ
娘だよ
といっても苦笑い
まさか
そんな事ないという顔
私私 あなたの娘 私なのに
わからないらしい
施設を後にし
1人で涙
残酷だよね
娘もわからなくなり
いつになっても会えない娘に
寂しさを募らせる父
目の前にいるのに