祖母の愛情の伝え方

私が小学生の頃

祖父母の家に遊びに行った

祖父は厳格な人で

サングラスをしていて

とても怖くて

話したことはあまりなかった

祖母は穏やかな人柄だったが

いつも祖父の隣にいるので

やはり話すことはあまりなかった

花を、買って行った

お小遣いからだしたので

数百円の

プラスチック鉢の小さい花

プリムラの花

それこそワンシーズン

咲いてくれれば

くらいの気持ちで‥‥

祖父母の家は

頂き物の　切り花はあっても

今のように

ガーデニングなどするような家ではなく

玄関脇の応接間は

洋風ではあったが

暗い感じの家だった

（いわゆる昭和の家）

花を渡した時の

祖母の顔もどうだったか

忘れてしまうくらいの

出来事だった

一年後

祖父母の家にいって

ビックリ!!

なんと

私があげた花が

今年も咲いている!!!

祖父母と一緒に住んでいた　

いとこ　が

「ずっと　大事に　育てていたよ」

「〇〇ちゃん（私）からもらった花だから」と

羨ましそうな顔をして

教えてくれた

そうなんだ

そんなに

大切に育ててくれてたんだ

祖母の愛を深く感じた瞬間であり

私は小さいながら

祖母に思いやりの大切さを

教わった

私も

そんな風に人のことを

大切に想い

行動ができているだろうか？

今日は祖母の命日

（園芸日誌）我が家のプリムラの花

私は年を越して育てられたとがない