こんなはずじゃなかった ごめんね
昨日 兄と共に
父に会いに 施設へ行った
父は丁度コロナ禍になる直前
2020年1月に入所した
父は足腰が丈夫だが
外に出かけると 家路がわからなくなり
やむなく 施設に入所した
でもこんなに会えなくなるなんて
思ってもいなかった
ごめんね お父さん
兄は久々の面会だった
父はとても元気だった
スタッフが先日のことを誤りにきた
部屋の中で
尻もちをついていたそうだ
「大変申し訳こざいませんでした」
「いえいえ 部屋の中のこと
見ていなくて当然です 仕方がないですよ
それより
いつも暖かく接してくださり
本当に 感謝しています」
と私
スタッフの方達はとても親切で
父はこの施設が居心地がいいのか
家に帰りたいとは 一度も言ったことはない
スタッフさんには
本当にいつも頭が下がる思い
本当に大変なお仕事で感謝しています
玄関ホールでは
父と同じ頃に入所したお婆さんが
スタッフとリハビリをしていた
お婆さんが 父に向かって
「お子さんなの? 〇〇さん お幸せね〜」
と笑いながら 遠くから話しかけてくる
何度も何度も
お婆さんも きっとこのコロナ禍で
身内の方と会えていないのでしょう
淋しいよね
こんなはずじゃ なかったよね
お婆さん 私達が来たことにより
却って 淋しい思いされているのではないか
と案じた
施設で五月人形をバックに
父の写真をパチリ
皆んなに見せるからね と
帰り際
父は私達の車が見えなくなるまで
スタッフとともに
ずっと手を振って 見送ってくれた
また会いに来るよ!
施設のロビーにて